あんしん財団のこころの”あんしん”プロジェクトとは?

あんしん財団のこころの”あんしん”プロジェクトとは?

企業の経営者の方は、従業員が安心して安全に働けるようにさまざまな対策を行う必要があります。今とくに注目されているのが心の問題の対策をどう立てていくかということではないでしょうか。従業員が心の問題を抱えていないか、心の問題にどう向き合っていくかを考える必要があります。あんしん財団に加入することは、心の問題の対策にも役立つということですが、いったいあんしん財団の何が心の問題の対策に役立つのでしょうか。

 

あんしん財団にはこころの“あんしん”プロジェクトというものがあるそうです。こころの“あんしん”プロジェクトは産業医科大学の精神保健学研究室とあんしん財団が3年間もの期間をかけて共同開発をしたそうです。共同開発によって生まれたのが、8つのメンタルヘルス対策支援ツールで、あんしん財団が運営するWebサイトで公開されています。ではあんしん財団のこころの“あんしん”プロジェクトで提供されている8つの支援ツールとは、どのようなものがあるのでしょうか。

 

まずはメンタルヘルス対策を理解するためのツールとして、小規模企業事業主向けのメンタルヘルスケア理解のためのアニメと週めくりセルフケアカレンダーがあります。セルフケアカレンダーは職場用と家庭用があり、日常的にメンタルヘルスケアを浸透させるために活用できるようです。

 

実際に企業にメンタルヘルス不調者が発生した場合には、不調者に対してどう対応していったらよいのかという対応手順マニュアルが用意されています。さらに、心の健康について相談をする窓口の紹介ツール、受診や相談をするときに持参するとよいメモ用紙を用意することで、医師としっかりと連携をとりながら、従業員の心の問題に取り組むことが出来ます。

 

こころの不調を未然に防ぐことも大切です。6番目のツールとしては心の健康度をチェックするリストが、さらに心の健康づくり対策の充実度を診断するツールも用意されています。経営者が関わりあうチェックだけではなく、自分で行えるセルフチェックやアクションチェックシートというツールも用意されています。企業が率先してメンタルヘルスに取り組み、従業員の方も自らメンタルヘルスケアを行うためのツールも用意しているということになります。

 

あんしん財団のこのような取り組みを利用して、備えておきたいけど難しいと感じるメンタルヘルスの対策を行ってみてはどうでしょうか。今後も重要な対策となるメンタルヘルス対策も支援ツールを使えば行いやすくなりそうですね。